石川寅治「裸婦十種のうちつれづれ」木版画 新版画 山岸主計彫 美人画 猫

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作品名：「裸婦十種のうちつれづれ」
作家名：石川寅治
技法：木版画

版上サイン・印・マージンに山岸主計彫の記載がございます。
「石川寅治」銘のすかしの入った紙です。
版画のみの出品となります。

マージンにシミ、ヤケがございます。
版画内は少しシミが見られます。白い部分が少し見える程度です。

サイズ
全体：縦37センチ×横48.5センチ
画：縦30センチ×横37.5センチ

＜作者来歴＞
【石川寅治】1875-1964
洋画家。高知県生。小山正太郎の不同舎に学び、太平洋画会を起こす。のちに示現会を創立。初期は婦人像を描いたがのちに風景画へ移行し、印象派風の明るい画風を示した。美術教育にも功績がある。日展参事。帝展・新文展審査員。日本芸術院賞恩賜賞受賞。昭和39年(1964)歿、89才。

【山岸主計】
1891年長野県上伊那郡美篶村（現・伊那市）に生まれ、15歳で上京し木版彫刻家、武藤李吉に師事。やがて師匠に代わって読売新聞社に出勤し、挿画を彫り木版の腕を磨くと同時に、黒田清輝率いる葵橋洋画研究所で美術を学んだ。
1926年には、文部省より欧米における版画についての調査を託され渡航。各国で視察と版画の実技を行いながら、後に着手するシリーズ「世界百景」の写生を進める。帰国後は、絵を描き、版を彫り、紙に刷るまでを単独で行う「創作版画」に取り組むいっぽう、横山大観や石川寅治ら画家の作品を版画にするなど精力的に活動した。戦時中は従軍画家としてアジア諸国へ赴き、戦地の光景も作品に残している。

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