LORD ELGIN　ロードエルジン　ビンテージ　エルビス　ミッドセンチュリー

LORD　ELGIN

手巻き

ラグのデザインが文字盤へと流れ出し、美しい流線デザインを構成している一品。申し訳ないです、文献が少なくモデル名があるのかどうか分かりません。知ってる方いらっしゃいましたら是非教えて頂きたい。

奇数インデックスには星形を採用しており、高級ラインであるロードエルジンらしく全てアップライトインデックス仕様です。当時何か星に関する意匠があったのか、宇宙への憧れか、なぜ星にしたのか、実は星じゃないとか、考えだすと眠れません。

ブランドロゴ下部のdpマークは、エルジン社が開発したデュラパワーメインスプリングの証。錆びずに折れないと謳われていたオリジナルゼンマイを使用している事を誇示してます。デザインとしても秀逸ですね。

ドルフィンハンドデザインにスモセコつきと、ビンテージ感満載の良いデザインだと思います。

半日程様子を見ましたが殆ど狂いはなさそうです。分解清掃履歴不明なのでＯＨ前提ですが、暫くはこのまま使えそうです。

ダメージ等
ラグの端や、スナップバック裏蓋の引っ掛け部にメッキ剥がれが少し見られます。裏蓋の鍍金っ剥がれ部をあえてそのまま映しておりますので確認して下さい。緑青がみられます。という事はケースの地金は銅または真鍮等の銅合金であると殆ど確定できます。この年代の時計は多いですね。ソリッドモデル以外の場合はだいたい銅合金です。

竜頭の巻き上げも非常にスムーズで軽いです。文字盤と風防は年代を考慮しても信じられないくらい美しい状態かと思われます。また３針モデル等の構造はとてもシンプルであるため、高級機種等に比して構造的に壊れにくいです。ＯＨ料金も安いため維持し易いと思います。

バンドには本テジュリザードのブラックバンドを付してます。まだまだ使える状態かと思います。矢張りこの年代の時計にはリングマークリザードではなくテジューですね。

ロービート特有のカチカチ音を聞いて自己満足してましたが、本数が増えすぎてしまったため徐々に処分中です。

変人時計用腕時計ばかりですが、どなたか波長の合うかた是非

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